【大学入試対策】東京理科大学の入試傾向と対策

オンライン予備校CLEAR受験ジムの大学受験コラムです。
こちらのコラムでは大学別の入試傾向と対策について記載をしています。

東京理科大学について

日本で理学教育を行う私立大学としてはもっとも長い歴史を持っており、同時に日本の私立大学で唯一のノーベル賞受賞者を輩出している大学でもあります。
ここではそんな東京理科大学のキャンパスと学部を紹介していきたいと思います。

キャンパス所在地

神楽坂キャンパス

《学部・大学院》
理学部第一部 (数学科、物理学科、化学科、応用数学科、応用化学科)
理学部第二部
工学部 (工業化学科) ※2022年度より葛飾キャンパスへ移転
経営学部
《アクセス》
JR総武線、東京メトロ有楽町線、東西線、南北線、都営大江戸線「飯田橋駅」 徒歩5分

野田キャンパス

《学部・大学院》
薬学部 ※2025年度より葛飾キャンパスへ移転
理工学部
《アクセス》
東武野田線(東武アーバンパークライン)「運河」駅下車、徒歩5分

葛飾キャンパス

《学部・大学院》
理学部第一部 (応用物理学科)
工学部 (建築学科、電気工学科、情報工学科、機械工学科)
基礎工学部 (2~4年次)※2021年度より葛飾キャンパスにおける4年間の一貫教育に移行
《アクセス》
JR常磐線(東京メトロ千代田線)「金町」駅/京成金町線「京成金町」駅下車、徒歩8分

長万部キャンパス

《学部・大学院》
基礎工学部 (1年次)※2021年度より葛飾キャンパスにおける4年間の一貫教育に移行
《アクセス》
JR函館本線・室蘭本線「長万部」駅下車、徒歩15分・車5分

学部紹介

理学部第一部

学科定員
数学120名
物理120名
化学120名
応用数学120名
応用物理120名
応用科学120名

数学科からは数学の教員が多く出ており、応用数学科からは研究者や技術者、教員が多く出ています。

物理学科では基礎的な理論から実践的な研究まで幅広く行っており、応用物理学科では量子物理、統計物理、先端デバイスなどを学びます。

化学科では基礎知識、基礎学力を鍛えることで個々の適性を伸ばしていく土台を作るところから始められます。

応用化学科では有機化学、無機化学、物理化学に分かれて研究が行われています。

理学部第二部

学科定員
数学120名
物理120名
化学120名

それぞれの学問を行うことを希望する学生や社会人に対して夜間に教育が行われる学部です。

どの学科も基礎的な知識や学力から鍛えられていきます。

経営学部

学科定員
経営320名
ビジネスエコノミクス160名

一般的な文系の経営学部とは違った特色を持っています。

理学や工学に関する知識から問題に取り組み、解析していくことで解決に至る方法を探していくという教育が行われています。

また、経営判断における合理性科学を学ぶことで現場で活躍できる人材育成が行われる傾向があります。

薬学部

学科定員
薬学100名
生命創薬科学100名

薬学は6年制、生命創薬科学は4年制です。

薬学では高い知識を持った薬剤師の育成を目指し、生命創薬科学では専門知識と専門技術を備えた薬学研究者を育成することを目指しています。

東京理科大学は圧倒的に男性の比率が高いのですが、この薬学部だけは男女の比率はほぼ半々で少し女性の方が多くなっています。

理工学部

学科定員
数学120名
物理120名
情報科学120名
応用生物科学120名
建築120名
先端化学120名
電気電子情報工160名
経営工120名
機械工120名
土木工120名

東京理科大学でもっとも多い定員を誇る学部です。

数学科では基礎数学、純粋数学、応用数学まで幅広く学びます。

物理学科でも基礎物理、純粋物理、応用物理までを幅広く学び、実験や実習を繰り返すことで基礎から応用、実践までを網羅した教育システムとなっています。
筑波研究学園都市にある研究機関と共同研究を行うことでも有名です。

このようにどの学科も基礎から応用までを一貫して教育し、さらに実践的なセミナーやグループ授業を行うことで専門知識を鍛えています。

工学部

学科定員
建築110名
工業化学110名
電気工110名
情報工110名
機械工110名

建築学科では2020年から夜間社会人コースが新設され、さらに門戸を広げています。

技術者や研究者の育成が活発に行われており、学校外の専門家による特別講義が充実しているのも特徴的です。

基礎工学部

学科定員
電子応用工120名
材料工120名
生物工120名

どの学科も講義による座学だけでなく、実験や実習を重視したカリキュラムになっているのが特徴です。

材料工学科では科学や工学を合わせて学び、基礎知識、応用知識を学んだ上で、自分で材料の合成を行う、分析を行うといった実践的な指導が充実しています。

そうした研究が卒業研究につながっていくように考えられています。

入試傾向と対策法について

東京理科大学の入試出題傾向と対策についてです。工学部・基礎工学部を中心に記載をしております。

配点・試験時間

東京理科大学の得点配分・時間は基本的には、

科目試験時間配点
英語60分100点
数学100分100点
理科80分100点


学部・学科ごとに細かい違いがあるので、赤本等で自分の受験学部の配点を調べておきましょう。
また、理科は教科が選べる学科と指定されている学科があります。

年度によって異なりますが、大体200/300点付近がボーダーラインのようです。本番で確実に8割得点する力を身に着けることを目標に学習を進めましょう。

数学

数学入試概要

理系大学らしい問題を出してくるという特徴が強く見られます。
単純に公式や定理、解法を暗記しているだけでは解けないという問題がほとんどで、本質を理解した上で応用させるような問題が多くなっています。

出題範囲は数学すべてになっていますが、比較的数学Ⅲからの出題が多く、頻出なのは「微分積分」・「ベクトル」などでオーソドックスな形式ながらも難易度が高く、数学が得意ではないという学生には厳しい難易度となっています。

マークシート式の小問集合の大問が1つと、独立した大問が2つの大問3問構成になっています。
小問集合はセンター試験に似ていますが、難易度は上がっています。珍しい出題形式なため、過去問をしっかりやりこんで慣れましょう。

マークシート式の問題は、過程は全く評価されません。もちろん正しく解くことが一番大事ですが、詰まってしまったら予測で答えを埋めることも考えなければいけません。

過去問演習中でも、わからなかった問題は空白ではなく、続きを予測して最後まで答える練習をしましょう。
ただし、予測が当たることを前提とした得点プランは厳禁。「当たったらラッキー」程度の気持ちが良いです。

大問2つは記述式です。それぞれの問題の最後の1つは難しいものの、誘導形式になっていることがほとんどです。
行き詰った時には、「解答」「解答を導くのに必要な数字」「前問までで得た解答」の3つを再度確認しましょう。

誘導問題には1問目を間違えたせいで大幅に失点してしまう、いわゆる「雪崩式の失点」がつきものです。それを減らすため、また時間短縮のためにも、途中で使った数字は余白にメモしておきましょう。
例えば「ABの距離→sin2θ」というように、何の数かのメモも添えておくとよいです。

出題形式と出題傾向

理学部

微分積分や極限に関する問題が多いという特徴があります。

また、場合の数や確率、整数、数列なども出題されています。

ベースとしては大問数は3題で試験時間は100分で配点が100点ですが、「数学科」「応用数学科」は80分の学科専用試験が追加であります。

共通問題の難易度は「やや難」というレベルではありますが、暗記していれば答えられるような問題は少なく、何度も計算しなければ答えまでたどり着かない問題が多くなっています。

大問1はマーク方式で、他は記述式となっており思考力や発想力、計算力が必要なのはもちろん、論理的に答えを組み立てていくことが要求されます。

すんなり答えまでたどり着くことができる問題が少ないという特徴があり、何かしら応用や工夫が必要となっています。
分野を跨いだ問題ではその傾向が特に強く、過去問を使って演習を繰り返すことで慣れていくことが必要となります。

数列や確率では高難易度の問題が出題されていないために確実に点数をとりたいところです。

演習を行う際は答えだけ合っていれば良いのではなく、早く確実に解ける解法がないかを意識して取り組みましょう。
数学科や応用数学科ではさらに難易度が高くなるために、応用問題をパターン化するまで解きこんでいく必要があります。

工学部

出題は「微分積分」・「ベクトル」・「三角関数」・「図形」に関係する問題からの出題頻度が高いです。

大問は3題ですが、小問が多く時間がかかる形式になります。
大問2からは誘導形式の問題となり、さらに多くの問題が出題されます。

また、この大問2からは記述式となるので途中式などもしっかりと書いておきたい。難易度はそれほど高くはないものの計算力が問われるものが多く、処理能力が問われるので、手を止めることなく解き続けることが必要になります。

分野を跨いで出題されている問題では微分積分に関連した問題が多く出題されていますが、頻出であり、計算力が求められる問題になりますが、難易度が高いということではないので、標準レベルの問題を確実に正解することができれば点数を重ねることができます。

微分積分以外では「三角関数」・「三角比」・「ベクトル」・「図形」から出題されています。

こちらも試験時間は100分で100点満点です。

薬学部

東京理科大学の薬学部では私立大学の薬学部では珍しく数学Ⅲが試験範囲に含まれています。
数学Ⅲからの出題も多いためにしっかりと準備をしておく必要があります。

試験時間は100分ですが大問が4~5題ほど出題され、難易度が高いことを考えると全問を解くには綿密な時間配分が必要となりますます。

解くべき問題、必ず点数を取る問題を見極めることが重要です。

解答はすべてマーク方式ですが、問題数が多く、部分点が期待できないということを考えると楽ではありません。
時間を調節しながら取り組んでいきましょう。

数学Ⅲが出題範囲に入っていますので数学Ⅲの微分積分などの対策が必要になります。
他の私立大学の薬学部との違いはこれがもっとも大きくなります。

数学Ⅲの対策をするには時間も手間もかかりますが、しっかりと取り組まなければなかなか点数が取れなくなります。

ただし、証明問題などにかかりきりになってしまうと他の問題を解く時間にも影響が出ますので、ある程度の見切りは必要になります。問題の取捨選択で点数を稼ぐという方法もあります。

理工学部

理工学部では学科によって問題や試験日が違っており、数学科や物理学科が前半にあり、後半に建築学科などがあります。

各学科共通なのは、
標準レベルから少し難しいレベルの問題が出ているということ、大問数が3題であること、試験時間は100分であることなどです。

出題割合としては数学科の試験では微分積分の問題が多く出ており、難易度が高いという違いがあります。

ただ、そこまで難易度が高い問題が出題されているわけではないので、標準レベルの問題が多数を占めているので、対策次第をしっかりと行い、点数を取れるようにしましょう。

微分積分や確率の問題が頻出なので、計算力が必要となります。

基礎工学部

試験時間は100分で大問が5題の形式です。

出題頻度は「微分積分」・「三角関数」・「ベクトル」・「図形」などですが他学部ほどの微分積分の割合が高いということではありません。

また、問題レベルが基礎問題から標準レベルの問題がメインで、他の学部よりも難易度は易しいと言えます。

大問4までがマーク方式、大問5が記述式となっていて問題数が多いというのが特徴となっていますが、易しいために時間配分に気をつければ高得点を狙うことは十分可能です。

基礎レベルの問題をじっくりとやり込み、確実性とスピードを鍛えていくことが点数をとる秘訣です。
問題集の基礎問題から標準レベルの問題をやり込んでいきましょう。

物理

マークシート方式の大問が1つ、記述式の大問が2つ出題されますが、大問1の選択肢があまりにも多いため、記述式3問とほぼ変わりません。

一つの大問の中で時間を追ったり装置に手を加えたりして複雑にしていく問題が多く、しかも目新しい装置が登場するので難易度は高いです。

問題慣れはもちろん、見たことない装置でも慌てずに対処する力が必要です。
装置を見て、高校物理の何を使った問題か、どんな力がどこにどうはたらくのか、素早く正確に見抜けるようにしましょう。

また、時間もかなりシビアなので、より短い時間で答えを出したり、問題の取捨選択をしたりできるようにしましょう。
大問の最後のほうに簡単な問題があることも多いので、目を通していない問題がないようにしてください。

物理でも、数学と同じく予測を使わざるを得ない場面がきっと来ます。
ただし物理では、その予測で出した答えをもとに次の問題を解く、ということも多いので、予測で2問処理するより正確に1問だけ処理するほうが良いかもしれません。

自分の得点や予測の得意不得意などを考慮して、ぜひ自分のパターンを見つけてください。

化学

大問が6つあり、理論化学の出題が多いことが特徴です。

計算問題は年度ごとに量に差がありますが、毎年必ず出題されるといってよいでしょう。
計算問題は時間がかかることが多いため、解答に最短距離でたどり着く練習をするとともに、時間を見て捨てる勇気も持っておきましょう。

文章の中の数字や語句を穴埋めするような出題が多く見受けられます。計算の穴埋めを解くときは、必ず途中式をメモしておきましょう。
メモに時間がかかるように思えますが、最後まで同じ数字を使える可能性が大きいのでむしろ時間短縮になり得ます。

有機化学は構造決定問題が頻出です。それぞれの物質の特徴的なふるまいを覚えておくとともに、似た物質ではどうなるのか、どのように区別をするのかまで、しっかり暗記しましょう。

molの計算や有機物質の組成式特定など、よくやる作業は速さ、正確さの向上も意識して演習を積みましょう。

英語

英語入試概要

学部ごとに趣向を凝らした問題が出題されており、出題形式や傾向は学部によってかなりの差がありますので受験予定の学部の出題や傾向をしっかりと押さえておく必要があります。

マーク方式のみ、マーク方式と記述式の併用の学部があり、出題に関しては語句整序や空所補充などが頻出となります。

長文のテーマは学部に関連したものからの出題が多いので受験予定の学部に関連している話題はニュースや新聞で調べておく必要があります。

試験時間は60分で配点は100点です。学科ごとに細かい違いがあります。

長文1問、文法問題1問と、毎年形式が異なる大問1つの、大問3題、または大問が1つ増えた4題構成になっています。
三つ目の大問は、長文の正誤問題であったり、単語並べ替え問題であることが多いように思われます。

語彙レベルは易しめですが、時間的な余裕があまりなく、時間配分を失敗すると一気に点数が下がってしまいます。
長文をある程度の速さで読む練習をしたり、問題の解き順を決めたりして、時間内に確実に解き終わるようにしましょう。

また、文脈を考えて答えなければいけない問題に注意してください。一見単語の問題でも文脈推測から答えさせることを狙った問題であったり、文の流れを把握していないと答えられない問題がしばしば出題されます。

長文問題は、線が引かれた個所と離れた個所に答えがあることが多いため、文章を一読するときは、内容を把握することはもちろん、その段落の特徴的なキーワードなどもチェックしておきましょう。

長文問題の最後に正誤判定問題があることが多いです。かなり細かいことを問われることがあるので、正誤問題は特に、最初に問題文に目を通しましょう。またその時に、問われていることの核やキーワードを正確に把握し、長文を読む際に見落とさないように注意してください。

出題形式と傾向

理工学部

【数学・物理・情報科・応用生物科・経営工学科】
□試験時間 60分
□大問   4題
□解答形式 マーク式
□頻出分野 論説文、会話文、空所補充、語句整序、要約

【建築・先端化・電気電子情報工・機械工・土木工学科】
□試験時間 60分
□大問   3題
□解答形式 マーク式
□頻出分野 論説文、空所補充、語句整序

どちらの学科でも空所補充と語句整序の出題がされているという特徴があります。
難易度はそれほど高くなく、語句整序であっても余分な選択肢がなく、選択肢を使い切る形式です。
そのため基本的な語彙力、文法力が鍛えられていれば十分に対応ができるようになります。

長文の読解問題は内容理解に関係する問題が多く、内容説明、要約、内容真偽などがの出題が多くされています。
長文の話題は自然科学に関するものが多いので、興味・関心を持っているとスムーズに読むことができます。
また、使用単語も自然科学に関するものが出ているので調べておくようにしましょう。

会話文は短い会話ではなく、長い会話文になるため、内容的には長文や読解に近いイメージだと考えておけば良いでしょう。

理工学部の問題では問題文も英語で書かれていますので、スピーディーに確実に問われていることを把握する必要があります。
空所補充問題、語句整序問題などは難易度はそれほど高くはないのですが、問題文を読みこむところで思わぬ時間が取られることになってしまいます。

長文は内容理解に関するものが多いために段落ごとに要旨をまとめていくような解き方をしていると効率よく解くことができますが、験時間が60分と短いので時間配分には入念な対策が必要になります。

経営学部

□試験時間 80分
□大問   5題
□解答形式 マーク式
□頻出分野 空所補充、語句整序、内容理解、内容真偽

大問が5題出題され、2題は英文法や語彙に関する問題になります。
空所補充や語句整序などが出ていることからも語彙力は必要となっています。

3題出題されている長文からは自然科学、文学、社会学など幅広い分野からの出題がされています。
内容理解が絡んでいる問題が多いので、長文の要旨・伝えたいことなどを的確にとらえていく必要があります。
長文の話題に関して知識があればかなり有利に読み進めることができるので情報収集をしておくと良いでしょう。

理系学部よりも語彙力、英文法力に関する問題が多く出題されているので、語彙力・英文法力を鍛えておくことが必要になります。

ただし、英文法はそれほど高難易度なわけではありません。
中学英語で使用されているような英文法が確実に理解できているかどうかが重要で、その土台がしっかりとできているのであれば、対応できるようになっています。

語彙に関しては難易度が少し高くなります。英単語も第1の意味だけでなく、第2義や第3義で使用されることもあります。

工学部

□試験時間 60分
□大問   6題
□解答形式 マーク式、記述式併用
□頻出分野 空所補充、語句整序、内容理解、内容真偽

試験時間が60分で大問が6題のため時間配分が非常に重要になってきます。

長文は2題出題されており、理系の話題が中心となります。
解答は選択問題が多くなっていますので、テンポ良く選べれば時間の問題は大丈夫ですが、詰まってしまったりすると時間が足りなくなる可能性が高くなります。

長文2題はそれほど長くならないことが多く、読解、文法、語彙、会話文などが同じ大問から出題をされます。
内容一致問題も出題されるため、内容理解は必要となります。
文章が短いこともあって使用されている語彙を確実に理解できていれば苦労することはないでしょう。

工学部で出題される語句整序問題は基本的なもので、パターン化されているものが多いので、問題集などで練習をしていると対応できるようになります。

問題の難易度はそこまで高くはありませんが、時間が短く、問題数が多いのが工学部の入試ですので、標準レベルの問題を確実に解いて点数を積み重ねていくことが高得点に繋がります。

過去問を解くことが合格への近道になります。また、同じ学校の違う学部の問題を解くのも良いでしょう。

基礎工学部などとは問題傾向が似ていますので、過去問演習をしておくと良いでしょう。

薬学部

□試験時間 60分
□大問   2~4題
□解答形式 マーク式
□頻出分野 空所補充、語句整序、内容理解、内容説明

長文は生物や自然環境などに関するものが多いのは他の学部と共通していますので、他の学部の問題を解くのも対策になります。

語句整序問題が出題されているので、ここは確実に押さえておく必要があります。
薬学部の語句整序問題は頻出であるだけでなく、難易度も高いので、十分な対策が求められます。

語句整序問題に必要な英文法の知識、語彙力などを学習した上で類似問題を解いていくと効果的です。
英文法と語彙の力がつくと長文を読む速度も精度も上がってきます。

基礎工学部

□試験時間 60分
□大問   4~5題
□解答形式 マーク式、記述式併用
□頻出分野 空所補充、書き換え問題、会話文、内容理解

基礎工学部の長文は1題ですが設問が多くなっています。
形式としては広い範囲から質問をしてくるので総合的な英語の力が試されています。

色々な形式で出題されますが、個々の問題はそれほど難易度が高いわけではないの対応は苦労しません。

ただし、長文で内容一致問題が出題されるので文章の内容理解に関しては必須になるので、段落ごとに要旨をまとめておくと効率よく問題を解くことができるでしょう。

読めない単語、意味の分からない単語が多くなってくると文意が理解できなくなります。
標準レベルの単語帳は必ず一冊は仕上げておくと良いでしょう。

理学部

□試験時間 60分
□大問   2題
□解答形式 マーク式、記述式併用
□頻出分野 空所補充、書き換え問題、会話文、内容理解、内容一致

理学部は選択問題が多く、一部の学科では記述式の問題も出ていますので注意が必要になります。

大問1は長文、大問2は会話文となり、設問は空所補充から内容一致などさまざまな形式で出題されています。
大問2の会話文の文章が長文化しており、難易度が高くなっている傾向です。

単語や熟語を丸暗記しているだけでは対応できないような応用問題も出題されており、東京理科大学の中でも問題は難しい部類に入ります。

長文の扱われている話題は理系の話題が多く、他の学部と同様です。

東京理科大入試のまとめ

東京理科大は、「難易度」と「時間制限」の両方と戦う必要があります。
理科大の問題形式に慣れ、コンスタントに210/300をとれるようにしましょう。

また、どの教科も十分満点を狙えます。得意教科は8割で満足することなく、どん欲に得点アップを狙っていきましょう。
1教科で100点を取れれば、残りがかなり楽になります。

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