【大学入試対策】東北大学の入試傾向と対策
オンライン予備校CLEAR受験ジムの大学受験コラムです。
こちらのコラムでは大学別の入試傾向と対策について記載をしています。
東北大学について
東北地方の中心都市である仙台に東北大学はあります。
日本で三番目に古い歴史を持つ旧帝国大学で、この地域でトップクラスの難関国立大学となっています。
ここではその東北大学のキャンパスや学部について紹介していきたいと思います。
キャンパス所在地
片平キャンパス
《学部》
学部としての使用はなし
《アクセス》
地下鉄東西線 青葉通一番町駅 徒歩10分
地下鉄南北線 五橋駅 徒歩10分
JR 仙台駅 徒歩15分
市営バス 701系統 東北大正門前 徒歩5分
川内キャンパス
《学部》
文学部・教育学部・法学部・経済学部
《アクセス》
地下鉄東西線 川内駅 徒歩すぐ
地下鉄東西線 国際センター駅 徒歩5分
青葉山キャンパス
《学部》
理学部・薬学部・工学部・農学部
《アクセス》
地下鉄東西線 青葉山駅 徒歩すぐ
星陵キャンパス
《学部》
医学部・歯学部
《アクセス》
地下鉄南北線 北四番丁駅 徒歩15分
市営バス 東北大学病院前 徒歩20分
学部紹介
文学部
学科 | 定員数 |
人文社会 | 210名 |
・教養の涵養
・専門の修養
・語学の鍛錬
・天職の探究
という教育目標に基づいて2ヶ国以上の外国語の履修をする必要があります。
2年次に26の専攻の中から選んでさらに細かく学んでいくことになります。
教育学部
学科 | 定員 |
教育科学 | 70名 |
教育学コースと教育心理学コースのうちから選んで学ぶことになります。
人文科学、社会科学なども合わせて学び、幅広い視野を持った教育者を育成しています。
法学部
学科 | 定員 |
法学 | 160名 |
法律知識に政治学を合わせて学ぶことで法学、政治を含めて専門的教育が行われています。
例年11月には「模擬裁判」が行われることで評判となっている学部です。
それぞれの専門分野がゼミで深く議論できるというのも特徴です。
経済学部
学科 | 定員 |
経済 | 130名 |
経営 | 130名 |
経済学、経営学のどちらかだけでなく、両方を学んで総合的に思考できる学生の育成に取り組んでいます。
また、ゼミが必修となっており、少人数で濃密な議論が行えるようにされています。
経済学や経営学の基礎から段階的に勉強していくことができるのも安心のシステムです。
理学部
学科 | 定員 |
数学 | 45名 |
宇宙地球物理 | 41名 |
化学 | 70名 |
地圏環境科学 | 30名 |
地球惑星物質科学 | 20名 |
生物 | 40名 |
1年次は幅広い基礎知識を学ぶことで視野を広げ、徐々に専門的な学問に移行していきます。
古くからの歴史の中で数多くの実績をあげている学部でもあり、外部からも高く評価されています。
医学部
学科 | 定員 |
医学 | 116名 |
保険 | 144名 |
保健学科では看護学、放射線技術学、検査技術学の3つの専攻に分かれており、整った設備を利用して実践的な知識を学んでいきます。
東北大学病院での実習終了後、卒業研究を行います。
歯学部
学科 | 定員 |
歯学 | 53名 |
6年間に基礎歯学、臨床歯学を学び、6年次には教員から個別指導が行われ、臨床実習が行われます。
薬学部
学科 | 定員 |
創薬科学 | 60名 |
薬学 | 20名 |
4年制の創薬科学と6年制の薬学があります。
2年次までは区別なく基礎的な科目を学び、3年次に学科を選択することになります。
工学部
学科 | 定員 |
機械知能・航空工 | 234名 |
電気情報物理工 | 243名 |
化学・バイオ工 | 113名 |
材料科学総合 | 113名 |
建築・社会環境工 | 107名 |
徹底して「研究第一主義」を貫かれており、質の高い研究が行われています。
また、使用されている設備も最新最高のものとなっているのも魅力的です。
農学部
学科 | 定員 |
生物生産科学 | 90名 |
応用生物化学 | 60名 |
農学に関する基礎的な知識から遺伝子操作に至る先端科学まで幅広く学ぶことができます。
入試傾向と対策について
東北大学は、センター試験と二次試験のバランスが良い配点をしているのが特徴で、おおむねセンター:二次=1:1~1:2程度の配点です。学部により配点比率や求められるセンター試験教科が異なるので、大学ホームページなどで自分が受ける予定の学部の配点を確認しておきましょう。
二次試験では、医学部を除き合格者平均点がおよそ6割であるのに対し、並外れて難易度の高い問題(いわゆる「捨て問」)が少ないため、二次試験での逆転合格も十分可能です。
出題傾向と対策
【英語】
試験時間は100分
長文の大問が2問
会話文の読解が1問
和文英訳が1問
の大問4問で構成されています。
英文を和文に、また和文を英文にさせる出題が多く、複雑な文構成のものが多く出されるため、日ごろから訳のトレーニン グを行っておく必要があります。
また、会話文の読解は他大学ではあまり見られない出題形式です。難易度はそれほど高くありませんが、限られた時間内にうまく処理できるように過去問演習を進めていきましょう。
制限時間は少し短めです。英語で点数を大きく稼ぐためには、速読や限られた時間内での精読も重要になってきます。
長文読解
特徴的な出題は少なく英文和訳や内容説明、整序問題などの基本的な内容が幅広く出題されます。
◆読み方
「科学的な内容の論説文」と「身近なものに関するエッセイ」の組み合わせで出題されます。
論説文は、テーマとなっている自然科学を知っていると、内容が把握しやすくなります。時間的余裕があるならば、図書館などでそのような知識を増やしておくと良いでしょう。
テーマを知らなくても、最初や最後の段落、出典や訳注などから推測することができます。大まかなテーマを頭に入れて読むことで、接続詞などのミスリードを減らすことを意識しましょう。
エッセイは、出題で狙われる部分とそうでない部分の差が大きくあります。試験全体の文章量が多いため、最初に問題を見て重点的に読むべき部分を見極めてから、問題に取り組みましょう。
◆英文和訳
難単語や多義語の部分が出題されることが多く、単語や熟語、文構造に関する知識や直感を養っておくことはもちろん、読む段階でとらえたテーマや推測した語義をうまく使いこなす訓練も重要です。
また、単語や構文を知った上で、それを的確に日本語にする力も大切です。おろそかにしがちですが、和訳はあくまで「翻訳」であるので、文中の比喩や状況を的確に反映することが大切です。
もちろん解答は自然な日本語であることが望ましいので、熟語などを覚える際は、日本語訳にも注意して頭に入れましょう。どこの大学を受けるとしても使える知識です。
使役動詞の文、関係代名詞節、名詞構文、離れたso that構文を持つ複雑な文がよく出題されます。
◆内容説明
下線部を引いた文の詳しい説明や原因、結果などを日本語で説明することが問われます。
こちらは「説明」なので、必要な要素を落とさない範囲でできるだけ自然な日本語にすることを心がけましょう。基本は下線部の直前・直後ですが、離れた箇所を説明する場合もしばしばあります。
また、説明する範囲をはっきりさせることも大事です。東北大の入試講評にも、簡潔に要約する力を見る、とあるように、不必要な情報は捨てることも大事です。また、「簡潔に」「具体的に」など、問題文の指示に合った解答をすることを心がけましょう。
◆正誤問題
「なんとなくあっている・間違っている」で判断してはいけません。出題者側は解答者をひっかけようとしている、ということを念頭に、一言一句注意を払うことが大切です
すべての選択肢の吟味を一から行うのは時間がもったいないので、本文を読む前に正誤問題の選択肢に目を通し、その選択肢の特徴的な単語や言い回しをいくつかチェックしておきましょう。どの部分について言及した選択肢なのか、文章を読みながら確認できます。もちろん、英語の試験全般に使えるテクニックです。
会話文読解
文章の形式が少し特殊ですが、基本的な出題は長文読解とほぼ同じです。
・読み方
会話文の特徴である省略をどれだけ見抜けるかがカギとなってきます。前の人の意見全体を一つの指示語で表すこともあれば、文構造上、自分が述べたものに対する指示語であることもあります。
普段から指示語に注意して文章を読むほか、会話文独特の略し方にも慣れておく必要があるでしょう。
・自由英作文
会話文の大問では、必ず自由英作文が出題されます。会話文をもとに、自分は賛成か反対か、どのような意見を持ったか、具体例や経験を述べながら説明しなければなりません。このような出題がされることを頭に入れ、自分が何を書くかを考えながら会話文を読むようにしましょう。
もちろん自分が本当に思ったことを書く必要はなく、文章の材料となる要素が多いほうを書くべきでしょう。
また、英語で解答する前にしっかり日本語で草案を書くようにしましょう。文脈の乱れをなくし、しっかりとした文章を書くのに必要な作業です。
和文英訳
複雑で、言い回しが難解な文が出題されます。原文の日本語を正しく理解したうえで、文意を損なわず英語にしなければなりません。
「~ほど」「~は別として」など、一見簡単な日本語でも直接英語にできないときもあります。そのような難しい箇所をどのように簡潔な英語にするのか、文を読んで的確に判断する練習をしましょう。
また、英語では文頭の副詞に当たる、「ある意味では、」「特に、」なども使いこなす必要があります。
副詞は数が少なく登場の機会が少ないがゆえにおろそかにしがちですが、少ないからこそ短時間で完璧に仕上げて武器にしましょう。
東北大英語の特徴は、やはり会話文と翻訳の多さでしょう。
それらに慣れておくとともに語彙や速読などの基本技術もしっかり身に付け、安定した英語力を身に付けてください。
また、直前期までは気にする必要はありませんが、時間内にどれだけ問題が解けそうなのか、どこにどのくらい時間をかけるべきかも考えておきましょう。
目標点・合格点に対してどのようにアプローチするのかを考えるのも入試対策の一環です。
【理系数学】
試験時間は150分。大問6題の出題です。
看護学科は100分4題で、文系数学と同じ問題が出題されます。
頻出単元は「微分・積分」「確率」「ベクトル」「極限」です。
微分・積分と確率の問題は必出で、特に微積は2題以上出題されることも多いです。
複雑な計算を要する問題や、頻出問題から少し外れた応用問題も出題されますが、「捨て問」ほどの難易度の問題はあまりありません。
東北大としての標準的な難易度の問題を落とさず、確実に3~4問の完答を維持できるようにしましょう。
また、白紙の用紙片面に自分で答案を作り上げていくため、どのようなスペース配分にするのかを考えた上で解答しなければいけません。各小問や図、グラフを書くスペースをどのようにとるのか、問題を解き始める時に必ず検討しましょう。
微分・積分
複雑な関数を計算させることが多く、短時間で正確に計算処理をする必要があります。特に積分は計算の工夫や近道が多いので、標準的なものはいつでも必ず使えるようにしておきましょう。
また、グラフを描いて具体的なイメージをつかむことも大事です。視覚的にあり得ない選択肢を除外したり、計算ミスに気付くきっかけになります。グラフを描くことを要求する出題も多いので、ある程度正確な図を描く力も大切です。
図形と方程式の分野と融合させて出題される場合も多く、図形や関数から面積・体積や線の長さなどを正確に導く力も重要となってきます。
間違いなく数学の出来を左右する単元であるため、問題集などで特に強化することをお勧めします。
確率
具体的で簡潔な事象(トランプ・コイン等)の出題、条件が変わる抽象的な出題(n人がくじm枚を引く等)の大きく二つに分けることができます。
前者の場合難易度が低いことが多いので、確実に得点したい分野になりますが、数え間違いが頻発する分野でもあります。
条件に当てはまるケースを列挙する際には、抜け落ちや二重カウントがないよう、また計算時には当てはまるケースのみを的確に立式するよう、注意しましょう。
後者は、漸化式や極限と関連した出題となることが多いです。
難易度が高いこともありますが、条件に対して正しい漸化式を作ることができれば、高得点が見込めます。
漸化式が立たないときでも、nやmに具体的な数が入った場合を問う小問などがあるため、問題をよく見て部分点を取りに行きましょう。
ベクトル
空間ベクトルを中心とした出題が多く、問題の途中で新たな点を定義してそのベクトル表示を問う設問が多いです。
図を描いて問題を正しく把握するとともに、基礎的なベクトル計算の公式を使えるように練習をしましょう。
この単元は性質上、図形に関する問題がほとんどですが、座標や初等幾何の公式を使うと簡単に答えが求まる場合があります。ベクトルで行き詰った時の非常手段的なやりかたではありますが、その二つのやり方との関連性・互換性を意識して問題を解くと良いです。
極限
関数や漸化式との関連で問われることが多いほか、グラフを書くときの計算手段として頻繁に用います。
極限を求める時の式変形は特殊なものが多いので、しっかりマスターする必要があります。また、微分の定義が極限がもとになっていることも意識しておくと、楽にとれる問題が増える、かもしれません。
複素数
2015年度に出題範囲に指定された単元ではありますが、近年多く出題されるようになっています。
複素数特有の計算方法を身に付けることはもちろん、三角関数を用いた表示やその変換、xy平面との互換性を理解し、使いこなせるようにしておきましょう。
複素数平面の特長である回転などもマスターできると、通常の図形問題を複素数平面に持ち込んで素早く解くことも可能になります。
東北大の理系数学は、標準的な内容の延長線上にある出題が多いです。
記述には漏れがないように意識し、無駄な減点を極力避けることも大事な要素の一つとなってきます。
時間を意識しながら確実に点数を積み上げていき、まずは合格者平均である55~60%の点数を取ることを目標にしましょう。
【理科】
2科目150分。
物理化学生物は大問3問、地学は大問5問構成です。
物理
力学・電磁気学からそれぞれ1問ずつ必ず出題があり、残りの1問は波動か熱力学であることがほとんどです。原子物理は稀に出題されますが、易しい問題になることが多く、基礎的な知識があれば完答を狙えます。
毎年、計算量が多く目新しい設定の問題が多く出題されています。また、近年の傾向として問題文の長文化が挙げられます。問題文の中から素早く的確に条件を掬い取る練習をしましょう。
一つの大問の中で次々と条件が変わっていくことも東北大物理の大きな特徴です。何が変わって何がそのままなのか、逐一把握しながら問題を解きましょう。
力学
円運動、慣性を主題とした出題が多く見受けられます。複雑な装置が提示されますが、一部を固定などして条件を簡略化した問題も相当数あり、そういった問題を確実に正解することが重要です。
各大問ごとに2~3問ほど発展的な難問がありますが、基本事項をうまく使えば対処できます。
問題を解きながら、様々な条件に対してどう処理したら良いかを身に付けていきましょう。
電磁気学
電磁誘導とコンデンサーの出題が多いです。電磁誘導は電気と磁気、さらに力学やコンデンサーまでもが関わる複雑な問題ですが、その分出題内容は限られてきます。
それぞれの力の発生条件や方向、時間ごとの挙動の変化をある程度理解すれば高得点が望めます。
コンデンサーは、時間経過による変化を問う問題が多い印象を受けます。全体で考えると非常に煩雑であるため、各段階ごとに条件の図を描いて正確に内容を把握していきましょう。
交流電源やRLC回路、ダイオードの出題もまれにあります。挙動をしっかり理解して、基本的なことを念頭に置いて正確に点を取りましょう。
波動
光の波動、音波、水面波が出題されますが、問うている本質はどれも同じです。波の移動の仕方、干渉などを的確に処理しましょう。この単元独特の近似にも慣れておく必要があります。
また、光・音・波のそれぞれにおける波の動き方が変わる条件や波の進路の補正の仕方などは素早く正確に考えられると良いでしょう。前述した「大問中の条件変化」にそれが使われることが非常に多いからです。
熱力学
ピストンの動きと関連付ける問題と水中における容器の内外の条件差を考える問題、複数容器の気体を混ぜる問題の3パターンに大別できます。
ピストンの問題は力学(特にばね)との関連が強く、電磁誘導と同じように相互の関わり方を把握する必要があります。
水中の問題は浮力との関連が多いです。浮力は単体でテーマになりにくいだけに手薄な人が多いですが、水中での力の働き方をしっかりと把握しましょう。
気体の混合問題は、温度や圧力などの要素がどう変化するのかが問われます。どのような条件で気体が仕事をするのか、それに応じて何がどう変わるのか、表面的ではなく根本的な理解が求められます。
原子物理
基本的な内容の出題が多いです。しっかりと準備をすれば、本番で出題されたとき大きく合格に近づくことができます。
教科書に載っている内容を理解し、公式を使いこなせるように練習しておきましょう。
化学
理論化学、無機化学、有機化学から1問ずつ出題されます。
有機の構造決定は難易度が高いですが、理論と無機は小問集合のようになっており、易しい問題も多いため、そのような問題を確実に得点につなげられるような幅広い知識を身に付けましょう。
また、難易度にムラがあるだけに、時間配分がより一層大切になってきます。
理論化学
理科全体のノルマである大問1問25分のペースで解くには文章量や計算量が多いです。どこにどれほど時間をかけるのか、あらかじめ決めておきましょう。
物体の三態と平衡、原子の構造や格子からの出題が比較的多いですが、すべての分野から広く出題されています。
無機化学
この分野も広く出題がされていますが、計算が少ない分理論よりも早い時間で解くことができます。
1問や2問、細かい知識を求められる難しい問題があるので、一つの問題にこだわりすぎないことが重要です。自分が持っている知識と相談して、取れる問題をスピーディーに取りましょう。
有機化学
ほぼ毎年構造決定問題が出題されます。東北大入試全体でも一二を争う特徴的な出題で、25分で解き切るには相当の練習が必要となります。
最初に発展的な化学反応とその説明が提示され、それを用いて有機化合物の構造を解析していく問題がほとんどで、毎年難易度の高い出題となっています。
基本的な構造決定の問題で有機化合物の反応をしっかり理解した上で、過去問などで対策をしましょう。
過去に入試で出された反応と同じものを出題した年が見受けられたので、過去問演習が思わぬ効果を発揮するかもしれません。
生物
大問1つに対して1つのテーマで出題されますが、そのテーマが複数の分野にまたがることもしばしばあります。
遺伝情報、動植物の生体反応、進化などが頻出分野となっています。論述の分量が多く、時間内に解ききるには訓練が必要です。
論述問題で、問われたことを正確に論ずることができるか否かが、全体の出来や得点に大きくかかわってきます。
また、実験に関する出題が多いため、頻出の実験問題の演習を積むことも有効な対策でしょう。
遺伝情報
毎年必ず出題されています。遺伝情報の発現や集団遺伝に関する出題が多いですが、発展的な知識を要求する難易度の高い問題も出題されており、問題の取捨選択の練習もしましょう。
動植物の生体反応
高校で学習したことをもとに推測して解答する必要のある、難しい問題が出題されます。
問題文で説明されていることを確実に理解したうえで、自分の知識を利用して考察していく能力が欠かせません。同傾向の問題演習でその能力を養いましょう。
進化
近年出題が増加している分野です。煩雑な計算が必要なものや実験設定により法則が当てはまらないものなど、難易度の高い問題が出される傾向があります。
基本的な法則や規則性を確認したうえで、計算や考察をして答えを導き出すことができるようにしましょう。
理科は、基本的な問題と難問の差がはっきりしています。まずは基本問題を取りこぼさないような知識を身に付けましょう。
練習を積めば時間内に難問を解き切ることも不可能ではなく、理科で70~80%得点できれば、合格に大きく近づきます。
基礎を大切にしながら、着実にレベルアップしていきましょう。
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