【大学受験対策】北海道大学の入試傾向と対策

オンライン予備校CLEAR受験ジムの大学受験コラムです。
こちらのコラムでは大学別の入試傾向と対策について記載をしています。

北海道大学について

日本最北にある国立大学が北海道大学です。 半数が道内、半数が他府県からの受験生となっている北海道大学のキャンパスと学部を紹介していきます。

キャンパス所在地

札幌キャンパス

《学部》
文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・医学部・歯学部・薬学部
工学部・農学部・獣医学部・水産学部(1・2年次)

《アクセス》
JR:札幌駅北口から徒歩7分
地下鉄南北線:北12条駅から徒歩4分
       北18条駅から徒歩7分
       さっぽろ駅から徒歩10分
地下鉄東豊線:北13条東駅から徒歩15分
       さっぽろ駅から徒歩10分
中央バス・JR北海道バス:北大正門前
            北大病院前
            北18西5

函館キャンパス

《学部》
水産学部(3・4年次)

《アクセス》
JR: 五稜郭駅から徒歩40分
市電:五稜郭公園駅から徒歩40分
バス停:五稜郭から徒歩40分
それぞれの駅からタクシーで約15分

学部紹介

文学部

学科定員
人文科学185名

2年次からコースを選択するようになっており、コースは9つに分かれています。

・哲学・文化学コース
 哲学、倫理学、インド哲学、宗教学などを主に学びます。

・歴史学・人類学コース
 日本史学、東洋史学、西洋史学、歴史文化論、考古学、民族言語学などを主に学びます。

・言語・文学コース
 言語学、言語情報学、国語学、日本文学、中国語学、中国思想、中国文学の他に英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語の文学を学びます。

・人間システム科学コース
 心理学、社会学、社会心理学などを学びます。地理学を学ぶこともあります。

・日本文化論コース
 日本の文化、文学、思想などの変遷を学びます

・アジア・アラブ文化論コース
 アジア地域、アラブ文化圏の思想、文化、歴史、文学を学びます。

・ヨーロッパ・アメリカ文化論コース
 ヨーロッパ・アメリカ地域の思想、文化、歴史、文学を学びます

・北方文化論コース
 アイヌ民族を含む北方地域に暮らす人々の社会、歴史、文化、言語などを学びます。

・総合文化論コース
 社会や文化を総合的に学んでいきます。

教育学部

学科定員
教育50名

・教育基礎論分野
・教育社会科学分野
・教育心理学分野
・健康体育学分野
の4つの系統に分かれており、基礎理論や基礎科目を重視することで人材の育成が行われています。

法学部

学科定員
法学課程200名

・法専門職コース
・総合法政コース

に分かれています。

法専門職コースでは法律知識を必要とする職業に就くことを前提とした教育が行われています。

総合法政コースでは法律知識をベースとして幅広い視野を持った社会人となる教育を目指しています。

経済学部

学科定員
経済100名
経営90名

経済学科では日本、世界の経済の分析や政策に関して学びます。

経営学科では経済や経営を総合的に学びます。

3年次になると学部の教員の少人数ゼミでより深い教育を受けることができるだけでなく、ゼミの合宿や旅行も積極的に行われているという特徴があります。

理学部

学科定員
数学50名
物理35名
化学75名
生物科学80名
地球惑星科学60名

数学科では代数学や幾何学など、物理学科では量子力学や相対性理論など、化学科では物質を分子レベルから学びます。
生物科学では物理、化学、生物学、遺伝子学を総合的に学びます。
地球惑星科学科では大陸や海洋から宇宙まで幅広く学びます。

医学部

学科定員
107名
保健180名

男女比率はほぼ半々であり、基礎的な知識から応用までを学ぶことで実践的な教育を重視しています。

保健学科では、看護学、放射線技術科学、検査技術科学、理学療法学、作業療法学のそれぞれの専攻コースが用意されています。

歯学部

学科定員
53名

6年という教育期間を基礎教育、専門教育、総合教育と段階的に行うことで高い知識と人間性を持った歯科医師を養成しています。

薬学部

学科定員
薬科学50名
30名

3年次終了時点で4年制の薬科学科か6年制の薬学科に進むかを決定します。

工学部

学科定員
応用理工系160名
情報エレクトロニクス180名
機械知能工120名
環境社会工210名


学科の中でもさらに細かく専攻コースが分かれており、専門的な知識を学ぶことができるようになっています。

農学部

学科定員
生物資源科学36名
応用生命科学30名
生物機能科学35名
森林科学36名
畜産科学23名
生物環境工30名
農業経済25名


それぞれの学科で最新の設備を使って先端研究が行われています。

獣医学部

学科定員
共同獣医学40名

地球上のあらゆる動物に対しての疾病の予防、診断、治療を行う獣医師を育成しています。

水産学部

学科定員
海洋生物科学54名
海洋資源科学53名
増殖生命科学54名
資源機能科学54名

函館キャンパスで基礎知識を学び、整った設備で実践的な教育が行われています。

入試傾向と対策法について

受験方式により配点が大きく変わります。自分の得意・不得意な科目に沿った入試形式で受験しましょう。
一次:二次の比率は一律で300点:350点です。
総合入試の合格最低点は470点前後なので、演習で500点前後を安定して出すことができれば合格に大きく近づきます。

理系科目

理系数学

制限時間は120分で大問5問の構成になっています。

数Ⅲの分野、特に微分積分の出題が多いです。また、複数分野をまたいだ問題も数多くあり、各分野の関連や互換性をしっかり意識して問題を解く必要があります。

難易度は標準的で、幅広い分野の理解が必要ですが、しっかりと基礎的な力を身に着ければ十分に対処できます。

融合問題の対策としては、過去問や冠模試(北海道大学専用の模試)の問題を解くことはもちろん、通常の演習中でも、違う分野からのアプローチを考えることが大切です。

ただ答えを出すだけではなく、ベクトル・座標・初等幾何の互換性や、関数とグラフ、微分積分の関連、どの作業を行ったら別の考え方ではどのような変化が起こるのか、各分野の特長や考えやすい・考えにくい問題などをしっかり把握し、自由に使えるように訓練しましょう。
これができるようになれば、融合問題以外の問題も効率よく解くことができ、根本的な数学力向上につながります。

文系数学

制限時間は90分で大問4問の構成になっています。

文系としては難易度が高い問題が多く出題されます。

おろそかになりがちな微分積分の問題が多く、確かな計算力が求められます。一次の数学対策だけで満足せず、一段階上のレベルの問題を解けるように演習を積んでいきましょう。

また、ベクトルを含め、図形的な問題が多いです。ベクトルでできること、座標でできることをしっかり把握し、問題にあった解き方をしましょう。

理系と比べて計算量が少し減少している分、深い考察が求められます。出したい数値とわかっている数値を確認したうえで、解答に不備がないかを考えて解いていきましょう。

物理

理科2科目で制限時間150分で、物理は大問3問構成になっています。

穴埋め形式で誘導されていく問題が多く、序盤の問題で間違うと大量失点につながってしまうため、思考や計算のミスには気を付けましょう。

ここ数年は力学・電磁気・熱の出題がほとんどですが、ほかの分野の学習もしっかりと行っておきましょう。

基本的に後の問題のほうが難しく、深い考察を必要としているため、問題中で算出した数値などを把握しながら問題を解き進めていきましょう。

また、誘導式の問題では、前の問題と比べて装置・条件がどう変化したのか、それに伴って変化したものは何か、を常に考えて問題を解くと、方針が見えやすくなります。

普段の勉強の段階から、各パラメータの特徴や変化の条件などを考えながら取り組みましょう。

化学

大問は3問ですが、すべての大問で大きく2つの問題に分かれており、扱われるテーマは6つです。それによって分野の偏りが少なくなっており、幅広い知識と素早い計算が必要になってきます。

物理と比べて時間配分に気を使う必要があるので、日ごろの段階から自分なりの時間の使い方を確立させておきましょう。

問題数が多く、読まなければいけない問題文も多いため、一回読むだけで条件を把握する力も必要です。特に有機化学の分野は設定が複雑になりがちなため、入念に対策を行って易しい問題は素早く処理できるようにしましょう。

突飛な問題は少ないですが、基礎知識の上に複雑な思考を必要とする問題が多いです。見慣れない単語や問題が出ても慌てずに、自分の持っている知識を使ってうまく解いていきましょう。

生物

大問4題で出題されます。
頻出分野としては、遺伝の計算、遺伝情報、生物の環境応答となっています。

難易度は標準レベルであり、それほど難しいわけではありませんので、生物に関する論文を読んだり、情報を集めることができていれば高得点を取ることは十分に可能です。

「Newton」等の科学系の雑誌を読む習慣がついているとかなり有利に試験に臨むことができます。
そのような知識、情報を集めた上で基礎問題をしっかりと固めることが生物の勉強法となります。

文系科目

英語

試験時間は90分で、長文読解問題が2題、英作文が1題、会話文・要約文が1題の大問4つの構成となります。

それぞれの難易度は高いわけではありませんが、読み書きの基礎的なことを幅広く聞かれるために英語としての全般的な力が必要になります。

長文読解は700語~800語程度の文章が出題され、特に長いという文章ではありません。
英単語や熟語表現なども難解なものは少なく、扱われているテーマ自体もややこしい文章というものではありません。

どちらの大問も最後に内容一致問題が出題されます。
内容一致問題は文章の一部分だけを読んでも理解はできないので、段落ごとに要旨をまとめる「パラグラフリーディング」を行う必要があります。

大問3は英文読解問題が2問と自由英作文が1問となります。
英文読解問題は英文の内容を理解して、その内容について英語で答えを書いていくという形式になっています。

大問1、2の長文の内容理解と同様に英文の内容を正しく理解することが必要となります。
自由英作文は社会問題などのテーマが与えられて、それに対して意見を述べていく形式になります。

英作文は減点方式となりますので、難しくてややこしい表現を使うよりはわかりやすく間違いのない表現を使うことがポイントになります。

間違えた単語、間違えた文法は減点になるのでミスのない文章を作ることを心掛けましょう。
英作文が苦手な人は国語の小論文と同様にパターンを確立した方が書きやすくなります。

□テーマについての考え
□考えについての理由、根拠を書く
□まとめ
というパターンを作っておきましょう。

会話文は英語で会話がなされていて、その後に会話の内容をまとめた文章が書かれて出題されます。
まとめの文章の穴埋めをするという問題形式なので、会話の内容が理解できたかがポイントとなります。
このような会話文は旧センター試験でも出題されており、他大学でも採用しているところが多いです。
それらの過去問を使って会話文自体に慣れておくことが必要になります。

国語

試験時間は120分。大問1、2が現代文で3が古文、4が漢文という大問4題から構成されています。

現代文

現代文は2題ともが評論文で内容も堅い難解なものになります。

文章は長いわけではないですが、元のテーマは日常生活に関係したものや時事問題、社会情勢などの文章が多く、それに対して作者の考え方が個性的なものが多く、作者の主張が理解しにくく、「何を言いたいのかがわからない」ということがあります。

自分自身の考え方や主観よりは、作者の考え方に合わせることができるかがポイントです。

問題はすべて記述で答える形式で、字数が40~100字という制限があるために問題の字数制限の範囲でしっかりと文章が書けるかどうかが分かれ道になります。

文章全体を把握した上で要旨について問われる問題もありますので、部分的な理解では対応ができません。
文章全体のテーマ、作者の主張を正しく踏まえた上で決められた字数でそれを表現するという練習をしなければいけないのです。

また、単純な漢字の問題も出題されるので、中学や高校で学習する漢字は完全にマスターしておく必要があります。
漢字検定などを活用するのもおすすめです。

古文

古文では国立大学の入試としては珍しく「和歌」から多く出題されるのが特徴です。

和歌の知識、表現技法に関する知識が必要なだけでなく、和歌が多く含まれている歌物語(伊勢物語、大和物語など)に関する知識も必要になります。

また、文章自体はそれほど長くはありませんが、文章全体を把握した上で要旨を指定された字数でまとめる問題が出題されることがあるので、総合的に考えると難易度はかなり高いと言えます。

漢文

漢文は読み仮名、送り仮名を踏まえた上での書き下し文や現代語訳が出題されます。
レ点や返り点などの訓点がうたれていない白文から出題されることがあるために難易度はかなり高いと言えます。

訓読文だけをやり込むのではなく、白文から文章の内容を理解するような練習も必要になります。

世界史

北海道大学の世界史は大問が3題の構成です。
頻出分野はヨーロッパ史の中では中世ヨーロッパと古代ギリシャ・ローマ史と中国史全般となります。

中国史は範囲が広いために歴史の流れをしっかりと押さえておく必要があります。
また、勉強しにくい分野でる、中央アジアや西アジアに関する問題も増加傾向にあります。

ただ、難問が多いわけではないので、教科書レベル、標準レベルの知識がしっかりとできているのであれば対応はできます。

日本史

古代から現代に渡り幅広く出題されます。
歴史用語を単発的に問うような問題ではなく、政治や外交、文化を絡めて論述させる問題が出題されています。
そのため、知識があるのは前提であり、それを組み合わせて文章にする力が必要となります。

地理

自然地理、人文地理、地誌からの幅広い分野からの出題がされます。

地形に関する問題は平面図、立体図ともに出題されます。
記述の難易度はそれほど高くありませんが、歴史同様に知識をそのまま答えるのではなく、文章にして論述する必要があるために国語力も問われます。

北海道大学入試のまとめ

受験方式が特殊なため、自分の実力に合わせた受験方式や得点計画をよく考えて演習を積んでいくことが大切です。
まずは、すべての教科で6割をとることを目指して学習に励みましょう。

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