【大学受験対策】立教大学の入試傾向と対策

立教大学について

1922年に大学として設立された立教大学はキリスト教系大学としては日本で同志社大学の次に古い歴史を持っています。
東京六大学野球連盟(東京六大学)の一校でもあります。
他は早稲田、慶応義塾、明治、法政、東京となっています。
設立当初は「St.Paul`s School」と呼ばれていたのは立教大学の守護聖人が「聖パウロ」であることが関係しています。

一般的にキリスト教系大学では聖職者として神学を学ぶことが多いという観点からキリスト教を信仰している生徒が通うことが多いのですが、立教大学は学問としてキリスト教を学ぶ宗教学であるためにキリスト教信仰は必須条件ではありません。

キャンパス所在地

オンライン学習コンサルタントセルフリーの大学受験コラムです。
こちらのコラムでは大学別の入試傾向と対策について記載をしています。

池袋キャンパス

《学部》
文学部、異文化コミュニケーション学部、経済学部、経営学部、理学部、社会学部、法学部、Global Liberal Arts Program

《アクセス》
JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線
「池袋駅」西口から徒歩約7分

新座キャンパス

《学部》
観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部

《アクセス》
東武東上線「志木駅」から徒歩15分
JR武蔵野線「新座駅」から徒歩25分 もしくは西武バス・スクールバスで10分

富士見総合グラウンド

《アクセス》
東武東上線「志木駅」からスクールバスで約20分

学部紹介

法学部

学科定員
360名
国際ビジネス法115名
政治学110名

法学科では将来法曹界を希望する人材を育成しています。
法社会学、法学、政治学などを広く学び、基礎から応用まで法律知識を修得していきます。

国際ビジネス法学科では法律の基礎知識だけでなく、現実的なビジネス、経済界で必要となる商取引法、特許法などを学ぶことで国内ビジネス、国際ビジネスで通用する人材の育成を行っています。
同時に英語教育にも力を入れており、英語で書かれている法律を学び、国際法を学ぶようなカリキュラムだけでなく、オックスフォード大学に留学する制度も整えられています。

政治学科では日本の政治学、海外の政治学を広く学び、法律知識に支えられた多方面で活躍できる人材を育成しています。
政治家、公務員など国や地域で仕事をしていく力を身につけていきます。

文学部

学科定員
キリスト教49名
文学部 英米文学156名
文学部 ドイツ文学80名
文学部 フランス文学80名
文学部 日本文学114名
文学部 文芸・思想87名
史学214名
教育100名

キリスト教学科は宗教学としてキリスト教を学んでいきます。
歴史や文化などを解析して理解を進めていくものですのでキリスト教信仰は問われません。

文学科は5つの専修に分かれています。
英米文学専修は、英語を単に会話するということではなく、英語に関する歴史を学び、知識を得ることで英語を正しく理解していくことが求められています。
そして英語をこれからの社会にどのように利用していくのかを思考していきます。

ドイツ文学専修では、ドイツ語圏の歴史、文化、文学について学んでいきます。
その上でドイツ語学を学びます。

フランス文学専修では、フランス語圏の歴史、文化、文学、哲学を学びフランス語に関する知識を深めていきます。
その上でフランス語を社会で活用していく方法、手段を修得していきます。

日本文学専修では、中世から近現代に至るまでの日本の文学を研究していきます。
それぞれの時代に使われている言葉、用語、文法などを解析し、日本文学を通して日本語への理解を深めます。

文芸・思想専修では純文学、詩歌などから現代のサブカルチャーに至るまで幅広い分野の文芸作品を知ることで、それぞれの哲学を理解していきます。
その上で作品を批評、分析、評価する力を身につけ、自分の中で消化したものを新たに発信していくことを目指しています。

史学科では3つの専修に分かれています。
世界史学専修では、大陸世界と海域世界に分けて、それぞれで育まれてきた歴史を学んでいきます。
東洋、西洋を含め、世界のそれぞれの地域の歴史を研究します。

日本史学専修では古代から現代までに至る日本史をそれぞれの時代ごとに詳しく学んでいきます。
それぞれを独立して考えるのではなく、政治史、文化史、皇族史などテーマに沿って歴史の流れと共に考えていきます。

超域文化学専修では、幅広い地域の民族や風土、言語などを知ることで相対的に人間社会をとらえて、理解を進めていきます。

教育学科では1年次から教育学、歴史学、心理学、社会学などを基礎から学んでいきます。
教育知識の土台を3年次までにつくり、3年次からは「初等教育専攻課程」と「教育学専攻課程」の2つのコースに分かれて専門的な知識を学んでいきます。

異文化コミュニケーション学部

学科定員
異文化コミュニケーション145名

複数言語を実際に使いこなすことで言語教育を徹底的に行うことを目指す学部です。

そのための「語学運用能力教育システム」があり、1年次から語学の科目については少人数制での授業を行うことで基礎能力の底上げが行われます。

2年次からはゼミ形式で指導が行われることでさらにそれを磨いていきます。

これは必修言語である「英語」だけに限らず、もう一つの必修言語(ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語から選択)についても同様であり、2年次の後半にはそれぞれ選択した言語圏への半期留学が設定されています。

経済学部

学科定員
経済330名
経済政策175名
会計ファイナンス175名

経済学科では国内、海外を問わず経済学の基礎理論から学び、現実的なビジネスシーンでそれを活かせるような人材を育成しています。

経済政策学科では経済社会においての構造的な問題点を追究し、実際にそれを解決していくまでの道筋を学んでいきます。
経済政策の現場最前線で活躍している専門家を招待して講義を行うということも行われています。

会計ファイナンス学科では、「会計」と「ファイナンス」を総合的に学んでいきます。
会計、経理、簿記などの知識から企業の経営に至るまでを体系的に学ぶことで実際の企業の財務を任される人材育成が行われます。

経営学部

学科定員
経営230名
国際経営155名

経営学科では経営理論科目を基礎から行うと同時に「ビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)」という少人数でのグループワークが行われます。
ここで、「マネジメント」「マーケティング」「アカウンティング&ファイナンス」「コミュニケーション」について指導が行われます。

国際経営学科では「バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム」をメインカリキュラムとして、「マネジメント」「マーケティング」「アカウンティング&ファイナンス」「コミュニケーション」の指導が行われます。

経営に関する専門科目の半数以上は英語で行われており、学部生全員が海外留学を行うようになっています。

理学部

学科定員
数学66名
物理77名
化学77名
生命理学72名

数学科では基礎数学、幾何学、解析学、代数学などから計算機科学、数理物理学など幅広く学んでいきます。
基本的には学部から大学院まで通して学習、研究するようになっています。

物理学科では熱学などの物理に関する基本科目を学んだ上で、極微から極大までの世界を総合的、統一的に理解をしていこうという現代物理学を学んでいきます。

化学科では基礎化学から応用化学までを一通り学ぶようになっています。
指導は少人数制で行われ、きめ細かい指導が特徴的です。
4年次になると研究室に所属し、専門の教員や大学院生と研究を行うようになります。

生命理学科では分子生物学、生物化学、分子細胞生物学を3つの柱として学習が行われ、細胞について本質的な理解を追求していきます。

理学部全体として2つの専門科目が用意されているのも特徴です。
「理学とキャリア」はすでに社会に出て活躍している理系の出身者の生の声を聞くことで大学での「理学の学び」について学べます。
「理数教育企画」では理学部の学生が地元である豊島区内の小・中学校で行われる理数教育についてイベント、プログラムを立案、実践していくものとなっています。

社会学部

学科定員
社会170名
現代文化170名
メディア社会170名

すべての学科で社会学部の基礎となる「社会学」についての「社会学原論」「社会調査法」が必修科目となっています。
また、英語で専門科目を学ぶと同時に3つの学科の講義を組み合わせて学ぶことができる「国際社会コース」が別に設置されています。

社会学科では学科の基礎科目として「理論と方法」を学ぶことで社会学の研究法を学んでいきます。
その後、「自己と関係」「生活と人生」「公共性と政策」「構造と変動」という4つの領域の学習を進めていきます。

現代文化学科では「価値とライフスタイル」「環境とエコロジー」「グローバル化とエスニシティ」「都市とコミュニティ」の4つの領域について学びます。
現代社会文化についての理論などを学ぶと同時にフィールドワークを重視することで体験を通して深い学習を進めます。

メディア社会学科は社会学原論や社会調査法を学んだ後に「社会システムとテクノロジー」「生活世界の経験と歴史」「ジャーナリズムと公共性」の3つの領域を学んだ上で、実習や実践的な指導が行われていきます。

観光学部

学科定員
観光195名
交流文化175名

どちらの学科でも「ビジネスとしての観光」「地域社会における観光」「文化現象としての観光」が柱とされて科目が設定されています。
地理学、社会学、人類学、経済学、経営学といった幅広い科目を学ぶことで体系的に観光産業の歴史、経営、環境について理解を深めていきます。
その中で観光学科では「観光産業の経営」「観光による地域振興」が中心となり、交流文化学科では「都市と地方の交流「国際交流」が中心として学習が行われます。

コミュニティ福祉学部

学科定員
コミュニティ政策154名
福祉154名
スポーツウェルネス110名

コミュニティ政策学科では現代社会で問題となっている「失業者対策」「子育て支援」「不登校などの解決」に関わる政策課題について、問題の本質を見極めて解決への道筋を地域コミュニティの観点から思考する人材育成を行います。

福祉学科では、福祉に関する法律やそれぞれの自治体で行われている政策などを学んでいくと同時に体験型のフィールドワークが4年間通して実施されています。

スポーツウェルネス学科では「健康運動」「スポーツパフォーマンス」の2つの領域を中心に健康と運動、スポーツの在り方について学んでいきます。
また、技術面だけでなく、スポーツマンシップ、フェアプレイ、社会性、道徳性などの精神面についての指導も行われます。

現代心理学部

学科定員
心理143名
映像身体176名

心理学科は臨床心理士や公認心理士の資格取得を目指せるようなカリキュラムとなっています。
基礎心理学から新領域までの学問を通して習得していきます。

映像身体学科では哲学、社会学などの学問を通して映像と身体の関係性について学びます。
指導に使われるのは国内でも有数の最新設備と言われるシアター型の教室やスタジオ完備の校舎などで、恵まれた環境での指導が行われます。

Global Liberal Arts Program

学科定員
グローバル・リベラルアーツ・プログラム20名

2017年に設置されたコースです。
英語による科目のみで学位を取得することができるカリキュラムとなっており、1年間の海外留学が必須となっています。
グローバル・リーダーの育成を目的とした学位コースです。

入試傾向と対策法について

文系科目

英語

試験時間は75分で大問は5~6題という傾向が多くなっています。
マーク式と記述式の併用で解答します。
たいていは、長文読解2題、会話文1題、文法・語彙1題、短文読解1題の5題構成となっています。

長文ではさまざまな分野・テーマに関する評論が使用されることが多くなっています。
テーマはそれぞれの学部に関連したものが出題されることがありますので、その学部ごとのテーマに関する過去問をやっておくと効果的です。

ただし、かなり語数が多い長文が2題出題されるため、早く正しく要点をつかんでいくことが重要です。
立教大学や出題形式が似ている早稲田大学の過去問などをやりこむのが良いでしょう。

会話文の問題では会話に対する応答を選んだり、空所補充を行います。
普通の長文などと違って会話文特有の言い回しなどがありますので、会話文でよく使われる慣用句や表現を覚えておくと解きやすくなります。

語彙・文法問題は語句の整序問題、空所補充問題、文章の誤りを訂正するといった問題が出題されます。
こちらも英単語、熟語、慣用句などを覚えた上で文章の構成なども意識して英文法を学んでいくことが重要です。

短文読解問題では短文の内容を正しく把握して空所となっている部分に適切な単語や熟語を補充する問題が多く出題されています。多くは記述で答えるために正しく書くことが求められます。
文脈を正しく読み取る力と語彙・文法力が問われます。
色々な問題集を少しずつやるよりも一冊の問題集をしっかりとやり込む方がこの力はつきやすいと言われています。
まずは一冊完璧にやり込みましょう。

国語

立教大学の国語は大問3題構成となっています。
基本的には現代文が2題、古文が1題で現代文は評論が1題と小説が1題となることが多いです。
どの学部も特に難易度が高いという問題はあまり出題されず、基礎的な知識と標準レベルの問題が問われることになります。
試験時間は75分でマーク式と記述式の併用で解答します。

現代文

現代文は「本文の内容把握」に関する問題が多く出題されています。
下線部の付近だけ、一部の文章だけで判断するのではなく、文章全体を通して述べているテーマであったり、作者の主張であったりを捉えていくことが重要です。

小説・物語文の場合はその文章を通して伝えたいこと、教訓などを踏まえると同時に「いつ、どこで、だれが、なぜ、何をした」という基本的な解き方を行うことが効果的です。
場面転換などに注意して内容を読みとっていきましょう。

古文

古文はそれほど難解な文章が使われることはありません。
基礎的な古語の知識、古典文法の知識があればそれほど苦労はしないでしょう。

ただし、主語の省略や文章に隠れている教訓を読み取るといったことは多く出題されています。
古典の文章自体に慣れておくこと、立教大学の過去問の古文をやり込んでおくことは必要だと言えます。

その他

漢字の読み書きやことわざ、慣用句などの知識問題も頻出となっています。
知っている、正しく意味を選べる、書くことができるというだけで確実に点数を取ることができる部分ですので減点のないようにしておきたい部分です。

特にことわざや故事成語に関しては基本的なものは確実に押さえておくようにする必要があります。

国語全体を通してそれほどレベルが高いわけではありませんが、長文がある程度量があるということ、設問も多いということから時間配分にも注意が必要です。
評論に時間がかかると判断した場合は先に古文を解くなどの工夫をすると良いでしょう。

日本史

立教大学の日本史は試験時間が60分で大問が2題、設問は50~60程度となっています。
マーク式と記述式の併用で解答します。

古代から近現代まですべての時代で幅広く出題されるのですが、それぞれの時代だけで単独で問題が作られるのではなく「政治史」「文化史」などのテーマに沿って問題が作られるという特徴があるため、多くの時代にまたがって出題されるようになっています。

また、多くの大学では平安~室町時代あたりの出題が多いのですが、立教大学では幕末から明治、大正などの近現代からの出題が多いという特徴があります。

出題されるテーマは政治史、文化史、音楽史、外交史などが頻出で、疫病や資源などをテーマにした問題が出題されたこともあります。
その際、それぞれの出来事が起こった時代を流れで覚えていることが重要となります。
前後関係やその出来事が起こった原因、その結果起こったことがらなども含めて覚える必要があるのです。

立教大学の日本史では記述で解答する問題が多いのも特徴です。
必要となるキーワード、歴史用語を含めた上で、簡潔に文章をまとめなければいけません。
漢字で答える部分はもちろん漢字で答えなければいけませんし、単語だけを並べて文章として成立していないものもいけません。

そのできごとについて、キーワードを使った上で関連する出来事、人物などを絡めて短くまとめて説明する練習をしておく必要があります。

こういった論述問題は自主学習において自己採点をするのが難しくなっています。
学校の先生や塾の先生などに添削をしてもらって、どこを改善すればより良い答えになるのかを指摘してもらうようにしましょう。
それを繰り返すことで論述問題に対する精度を上げていくことが必要となります。

理系科目

数学

三角比、ベクトル、関数、確率などに関連する問題が多いのですが、もっとも頻出なのは「微分積分」となっています。
試験時間は75分ですが、理学部数学科だけは90分となって大問が1題増えます。

全体的な特徴として標準レベルの問題が多いのですが、問題数が多いということがあります。
小設問によって誘導式で答えていく問題も多いので、丁寧に答えていくことで確実に点数を稼いでいくことが可能です。

それぞれを解くのは難しくないものの、時間をかけてしまうと時間が足りなくなるということがあります。
時間配分にはかなり注意が必要だと言えます。

また、分野を超えた融合問題も出ていますので苦手な分野があるとそこで大きく点数を落としてしまう可能性もあります。

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